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【470】巨神兵、断末魔の予兆!? [ビジネス]

  『2020東京五輪の総経費を、誰も計算していなかった』

 この言葉の意味がお解りだろうか。五輪開催の理由としてよく言われる『経済効果』なんてものは、完全なる嘘っぱちだったってことだ。つまり現時点で『日本経済の健全性を考えるなら五輪なんか止めた方がマシ』という厳然たる事実が証明された。
 計画額が全てにおいて何倍というオーダーの増額方向であり、予測外れの理由も費目の内訳も、何を言ってるんだかさっぱりわからない。聞いていて馬鹿馬鹿しい限りだ。

 ここで『やめる』決断をして、呼び込んできたガキに返納させるってのはどうだろう?
 他に用事作って五輪問題から逃げ回ってるのがあからさまだが、いつまでもそれで許していてもしょうがない。呼び込んできた以上、その後を確実な完遂まで見送る責任があるだろうよ。

 まだダメノミクスはダメを認めないまま、ダラダラやり続けるつもりを宣言している。
 呼び込んできた五輪がこの体たらくで、遡れば去年『60億どっかいっちゃいました~♪』なんて抜かしてるから悲しい納得もするんだけど、一体これで日本経済がどう好転するというのか。
 終わってねえぞ、60億円まず戻せよ。このままでは景気改善の日など永遠に訪れない。

 経済社会には『労働力市場』という概念がある。言わずもがな『人が仕事をして対価としてお金を得る』、この交換が行われて成立している市場だ。
 この五輪事業に関して言えば、就学前の子供でさえ必要性が理解できるレベルの計算もせず、同時多発的に大赤字の浪費計画を発生させ、こんなものを仕事扱いして超高額のカネをばら撒くルートを定着させている。本来なら日本の労働力市場でまわるべきお金を、全く労働しない役立たずに流出させている訳だ。
 そもそもが幼稚すぎて言及するのイヤなんだが、働き方改革とやらも、労働力vs対価のバランスがそもそも成立しないようなカネ流れを仕込んでいるため、まあ未来永劫プラスの展開なんかあり得ない。

 な~んかジェスチャーや間の取り方ばかり、あざといペテン芝居が堂に入ってきちゃって、またそれに御満悦の表情がみっともなくてしょうがないんだよな、このガキ…とテレビを観ていたら、いきなり全党上げてまさかの隣国共産党ごっこの映像が流れた。その異様な光景にオドロキである。
 まだ何とも言えないが、これまでダメオヤジ帝国を支えていたヒエラルキーの構造が、いよいよ本格的にグラついてきたんだとすれば興味深い。でっち上げられていたママゴト組織の自我が、融けだしたおのれの実体を固め直すため、その架空の結束力を半狂乱で再徹底した可能性があると思うのだ。
 もしかして、こういう壊れ方をするのかも。こいつは目が離せないな。

 いっぽう豊洲の論議では、一気に移転推進派の主張の質が荒れてきている。
 あのペーハーで『飲んでも安全』はいくら何でもあり得ないし、使う前から水浸しの構造をもって『高度な建築技術の必然』なんてのも絶対に言わない方が自分のためだ。恐らくもう自分たちが何を言っているのか、全く理解できていないのだろう。
 やれ南海トラフ地震だスーパー台風だと普段から散々危機意識を煽っておいたところへ、計画外のコンクリ床盛り足し14センチ=坪あたり1トン増の設計ハズレ荷重はどうやら本当みたいだし、地下水の方は案の定ベンゼンとヒ素の基準値超えを検出…と現実は何の容赦もしてくれない訳で、こっちも近いうち何か起こりそうな予感がする。

 効いてると思うぞ、小池都政改革。従来と質の違う変化の予兆を感じる。
 さて、んじゃこっちは建設的な前進の構想でも練りにかかりますか。

【469】不始末と後始末のナインボール [ビジネス]

 まだ豊洲の話だが、モニタリング空間の物理的解説はさすがにやめよう。

 何だか『縦割り体質の連携の悪さで』『お互いのそのつもりが実は行き違ってて』みたいな、うっかりミス系の原因に帰着させて、旧態依然にコトが収まると勘違いしている空気がまだ残っているように思う。
 『誰が悪かった訳でもない』何より『こうなった以上は仕方がない』という得意のパターンだ。

 当然ながら昔も今もそんなことはあり得ない。そして昔は不当にスルーされていただけだ。
 要職に就いている連中は、『何かあったら責任を問われるのはオレなんだからな』と徹底的に実動部隊を問い詰める。計画額がでかいほど部署内の判断だけで片付かず、総合財務のトップクラスに直接説明して承諾を得なければならないのは容易に想像がつくだろう。

 超高額プロジェクトの第一段階は、『いかにシロート重役に理解させGO判断をさせるか』のプレゼが勝負となる。どんなモノをおいくらで導入するのか、その機能とコストの妥当性の根拠はこれこの通り…
 この段階ではまだプロジェクトは内々の構想検討に留まっており、よって概略性能も価格見積も、専門知識があるとはいえウチワの『この程度のブツに、こんだけ積んどきゃ行けるだろう』が根拠である。後に見る業者の見積相場と大差が開くようなら、向いてないボンクラ無能の設備屋とされクビになるワケです。
 ともあれ、こうして決裁者は『これこれこんなモノをおいくらで、こうやって造る話だった。詳しくは専門の担当に聞いてくれ』ぐらいのコトを、そんじょそこらで話せる程度にはインプットされている。

 その先に続く途中経過にはいろいろあるが、もう1ステップはずせないところを挙げるなら、公開入札に応募してきた業者が『我社の御自慢仕様&工法』を、現場ユーザーたる市場業務域のトップ以下めぼしいポストに綿密にプレゼしているはずだ。何しろ超大型の受注狙いゆえ発注元のニーズに深読みを重ねて気を利かせ、周辺事情まで調べ上げて自社の優位性を訴えかけることになる。
 つまり今ここに見るモニタリング空間仕様の市場建屋は、都庁と業者によるやり過ぎなくらいのクロスチェックを通過してきた結果なのだ。

  『知らない』 『記憶にない』 『誰かがやった』
 全員にこの言いぶんが通るはずもなく、むしろこの発言をする全員が損害の原因となった嘘つきと決めつけて、冤罪の心配は無い。
 最近ビミョーに『酷い出来だが冷静になろうよ。調べて使えるモノなら使おうよ。だってしょうがないじゃん』みたいな危険な空気も流され始めているが、冗談じゃない。

 『これとこれとこれが基準値いくつ以下ならば安全だってことにする』と、それ決めるヤツの自分都合で安全基準を設定し、もちろん実測で何のどんな測定値が出ようが、くだんの安全基準に照らして対象項目のみ『安全な公表値』を宣言。
 あとは信じる者もいない安全神話だけが宙を漂い、大惨事のその日を待つだけである。

 そう、原発問題と全く同じ構図になるのだ。こんな展開、許して良いはずがなかろう。

 複数の機能建屋で構成される事業所サイトの長期運営計画を考えるにあたり、不可欠とも言える大切な秘訣が『イチ機能が移転可能な空地を常に確保しておくこと』である。現有機能を止めることなく、最も更新を急ぐ建屋から順に『新しいのを建てて稼働開始、古いのを止めて新たな更地を得る』が可能だからだ。
 実際には複数建屋に熱源を供給するボイラーの設置棟なんかもあるから、できれば2~3建屋相当の空地を確保しておけば、将来数十年の更新計画が随分とスムーズかつ安価に抑えられることになる。

 非常に不便な時を過ごさねばならないのだが、それでも築地市場から『豊洲に一時移転して死なない機能』を豊洲建屋の使えそうな場所に一時退避させ、築地にまず空地を作るところから始めるしか無いように思う。
 長い目で見れば、結局は銀座から近いあの場所で、場内と場外がセットで居続けてくれる築地市場の方が多くの人に喜ばれるような気がするなあ。

 更新の数珠つなぎで一度しくじると後の計画ハズレの被害が大きいため、ちょっと難しい計画になるのだろうが、まあ難しいだけなら壁を越えれば済む話だ。
 きちんと詰めれば現実になるから、現実解という。妥協の神話はもうたくさんだ。

【468】技術と道理でゴキブリ退治 [ビジネス]

 ふーん、3×6メートルのマシンハッチねえ。
 そんなところからクレーンで吊って地下にショベル入れる構想ってのも珍しいが、そう言うんだからそうなのか。降ろしてそこから隅々まで行ける動線はちゃんと成立してるのか見とくんだろうね。

 さて、ショベルカーというのは、掻きすくった土を持ち上げるため、それなりの自重が要る。また不整地で沈み込まず走りまわり、停止位置で安定した作業基礎となるため、バルーンタイヤでなくキャタピラにするのが一般的だ。ブルドーザーや戦車もそうだが、キャタピラ走行の車輌が旋回する原理を御存知だろうか。
 左右でキャタピラの速度を変えるのである。わかりやすく片方のキャタピラを止めてしまえば、止めた側を旋回中心として車輌はぐるりと小回りする。これを『信地旋回』という。
 更に左右を逆転させれば、車輌はまさにその場で回転し方向を変えることも可能だ。これを『超信地旋回』という。
 何にせよ、キャタピラ走行は車重を乗せながらキャタピラが地面を削る宿命にあるのだ。削ってマズい場所は鋼板なんか敷き詰めているのを見かけた事があるだろう。特に地盤強度が所詮は埋立地のもんだし、重機走らすなら、床って平らでそこそこ舗装してありゃ良いってもんでもないんだが。
 マシンハッチは、せいぜい保全用の配管類やダクトなんかの長モノを通す目的だと思うんだがなあ。都庁の担当とやらには、よくよく確かめておくのがよろしかろう。

  『福島原発事故で、結局だあれも責任取ってないじゃないの』
と口を揃えて弾劾していたマスコミが、この話に限っては
  『誰が悪いって話では無さそうだ、誤解や行き違いに問題の本質があるのでは?』
なんてチラホラ流すところが何とも不気味である。誰か真に受けるとでも思うのだろうか。
 違うでしょ。誤解や行き違いが無いよう取り交わした書類がちゃんと残っており、現物の建屋構造を見ても計画から完成まで、複数の悪人が結託した邪心の物証が山ほど存在する。手近なところから関係者に経緯を確かめようとしたら、どいつもこいつも嘘つくかはぐらかすかの二択状態。
 弾圧なのか忖度なのか、いずれにせよ異常なレベルの情報操作が加わっているのは間違いない。もっとも誤解や行き違えがあったんなら、誤解したこと行き違えたことが大損害の原因であり、その関係者全員が懲罰対象となるだけの話だね。
 都民国民、誰も文句言わないよ。

 で、いま都は『モニタリング空間なし』の仕様書で契約したが、8,610万円で業者が上げた設計書の方は『モニタリング空間あり』になっていたと。
 全ての原因は業者の仕様違いの設計だった、8,610万円の契約に関わる人たちが処分されれば引責問題は完結…の伏線がアリアリと見透けるこの報道が飛び交っているが、まあ待て落ち着け。
 仕様書には普通、設計に織り込むべき要件アイテムが連番振って列挙されており、もちろん設計図面と突き合わせて、発注元と設計業者が上から順番にひとつずつOK/NG判定を確認・合意していく。

 『都の与り知らぬところで業者が勝手に』は作業プロセス上あり得ないと断言しておこう。
 そもそも工事の規模からして一発で全項目OKになるはずなんかなく、設計図面チェックとそれを受けての修正確認が最低の最低でも3回転はしているんじゃないかなあ。報道する方も、少しくらいこの手の仕事のこと勉強しないと、事実関係が見えないままナメられ放題、次々とワル都合の大嘘八百しゃべらされ過ぎだと思うぞ。

 もっとも、この高速大容量通信社会ではどこで誰の目に付くか判ったものではなく、例えばこうして目に付くたび草葉の陰でひっそりとモノローグ解説を続ける物好きだっている。念入りの小細工も一度バレてしまえば、もう元も子もあるまい。

 ちょっと慌ただしくなってるのが、党紀委員会だっけ?要はダメオヤジのヒエラルキー維持管理機構なワケだが、今頃になって都知事選で小池ねえさんを応援した区議7人に離党勧告の嫌がらせを送りつけた。従わない折には来月末に除名するぞと。
 せっかく書留で届いたものを放置するのももったいない話だし、個別に動くと仕事も増えてしまうので、まず7人が共同で対応することを勧める。以下、対応方策の素案だ。

 『都知事選騒ぎの中心にいた小池ねえさんと若狭議員が不問あるいは厳重注意で済んでいるのに、応援しただけの7名に離党勧告で処置しようとする根拠を、都民公開で説明することを要求する。
 具体的には、党紀を乱す重大性の程度が処分の重さに反映されるはずなので、重大性の事実根拠に党組織力の損害度を一対一対応で列挙し、詳細解説を付ける方式を提案する』

 党紀委員会という少数派の偏った判断でないことの証明として、これで自民党内に諮って納得いくものなら離党する、と公衆の面前で正々堂々と宣言すればよい。この『党内に諮って納得』は党内事情を考慮し、7人で相談して決めればいいと思う。あるいは五輪呼び込んで得意気だった自民党総裁に訊いてみるとかさ。
 とち狂って本当に除名でもしようもんなら、また一歩、新党結成の日が近づくだけだろう。

 威張り役が我を通せば通っていたママゴト文化の残骸だ、まず『断る』の一言を返してやれ。
 あ、都民国民の皆さん、自民党都連・党紀委員会の顔と名前は調べておきましょうね。

【467】秘密の部屋の我慢大会 [ビジネス]

 小池ねえさんの帰国を目前に、取り急ぎ豊洲の話を続けておきたい。
 誰がどこに何の準備をしてしまっているかはともかく、豊洲の建屋はそもそも市場を受け入れて機能できない構造だと言わざるを得ない。

 モニタリング空間だっけ?あれはまだ今だから『ただの』強アルカリ滲出水で済んでいる。
 地上構造から鮮魚を処理した排水が絶えず被ってきて、それを含んだ雨水も建屋の内外を流れ落ちるからには、いずれ少量ずつでもあそこに流れ込んでいく。排水設備もなく流水でもないあの水がどんなことになるのか、ちょっと想像がつかない。強アルカリだけに害虫や害獣なんかが湧くことはなさそうだが、ケミカル&バイオ複合由来水溶液の地底湖は、周辺一帯にどんな臭気を放つのやら。そんな中あの配管群の保全は誰がどうやるのだろう?

 どの配管もきちんとフライング設計にして吊ってあるし、あれは土で埋まるはずの構造から、土だけ計画外に引き算した光景ではない。埋設なら埋設で、1階床面の良い場所を選びながらメンテ孔を配置していくので、全く違う経路となる。
 そう、モニタリング空間は当初からの計画通りにああなったのだ。

 そもそもがケミカル工場跡に食品市場を置くなんて不可能。みんな判っていた。
 作業都合優先でテキトーな目星つけた深さまで表土削って、あの規模のプラントの残留ケミカルが完全撤去できるとお思いか?別の土積んで均して、下層からの滲出を永年保証でシャットアウトできるとお思いか?
 専門家のムツカシイ話なんか不要、一般人の常識で出る答が正解だ。

 埋立地なんだから間近の海面相当の深さまでは地下水に浸っていて、その上に土を被せると浸透圧ぶん地下水が滲み上がってくる。『地下に残留しているはずの有害物質』が『恐らくは床面に滲出してくるから』、地表面から建屋の底を浮かしたかったのだと思う。
 『地下水の完全な遮断なんか不可能』と知っていたんだろう。だから地下室のコンクリ打ちで移転の瞬間までは地下水を食い止め、市場を移転させるや否や国立競技場よろしく突貫で築地市場跡を更地にしてしまって、後戻りできなくする悪企みが成り立つ。いずれ漏れ出した地下水の後始末で揉めるんだろうが、処置作業の采配をまた利権にできるからあながち悪い話でもない…ってとこか。

 ところが、それ見た事かで建造中のうちから地下水が溜まり始めたんじゃないかな。
 もしかすると先行した水産卸棟と水産仲卸棟でコンクリ防水の無力が明らかになり、まだ施工中だった青果棟は『どうせ無駄だから』とコンクリ打ちを中断し、砂利面を放置したのかも知れない。だとすると、この時点で何があろうが徹底して隠し通す決定がなされ、箝口令が布かれているはずである。
 滲み放題の砂利面であの水位ならば、あれ以上は上がって来なさそうに思う。まあ結局どの棟もダダ洩れなんだけど、気が向いたら一応、上記の話を各棟の工期で裏取ってみては?

 つまるところ『計画にあった盛り土が、実はなされていなかった』のではなく、盛り土なんか最初から意味は無いし実施する気もなかったと考えるのが妥当だろう。
 百も承知の欠陥工事で粗悪品を建て、みんなを騙して市場を移させて危険さえあり得る不衛生環境に晒すところまで、丸々計算済みのインチキ公共事業だったのではないか。
 この手の話題に事欠かない、お隣のどこかの国も真っ青じゃないの。

 地下水絡みの不具合発生が時間の問題だとはいえ、確かに残留ケミカルから地上構造をできるだけ遠ざけるなら、モニタリング空間の設置は安価で手頃な工法だと思う。
 だが元々が汚染土壌の指摘を受け、『表土を削り取って総入れ替えで封じ込められる』と場当たり的な理屈でもって解りやすさを装った図解まで公開して整地工事を急いだため、いざ建屋を設計検討する段階に到って底を浮かしたい建築構造と辻褄が合わなくなったのだろう。
 何しろ不透明な問題だらけを押し誤魔化して強引に進める事業だっただけに、今さら『建屋地下に関しては土で埋めない方が良いんです』などとチラとでも洩らそうものなら、誰に何を白状させられるか判ったものではないし、当然制止される。
 盛り土なしで開かずの間の黙てん工事、決定!しか道は無かったのだと思う。

 進めたいのは山々だが、自分たちの通信到達域の拡がりがどこまでなのか見切れないので迂闊に開けっ拡げられない、何とかしたい。

 もう移転先の土地が豊洲であることを前提に、この気持ちでモニタリング空間の存在を隠しながら工事に関わっていた者は結構いるはずで、こういう連中に四角四面で罪を問うのは気の毒とも言える。それこそ事実情報の提供と引き換えに無罪放免もあり得るくらいにした方が、現実的な調査が有効に進むはずだ。

 おわかりだろうか。最初から破滅することを知って豊洲を決め、何度も見えた破綻の兆しにその場しのぎの嘘で蓋をして、コトここに到らせた一貫の邪心が存在する。
 これを徹底的に追い詰めて、消し去らねばならない。
 そろそろ潮目だと思う。

【466】メガ・オセロ逆転劇の狙い目格子 [ビジネス]

 『都の責任者』を決め込んで得意気にやってた仕事が実はメチャクチャだった事実を突き付けられて、のらりくらり言い訳すんのに何でコイツらこんな偉そうなんだよ…と頭に来て、今度は言葉がすっこ抜けてしまいました。スイマセンです。
 前回の中ほど、『数ある入札の仕様提示書から最適解をひとつ採用し』ではありませんね。
 まず発注元が仕様提示書を発出し、『我が社なら諸項目を各々この仕様この額で達成し、しめてこの御代でやらせていただきます』と見積書で答えてくる入札業者たちの中から、最適解をひとつ採用する。これが正解。

 で、元・都知事なんか今どうでもいいよ。こんな雑魚ども、知らぬ存ぜぬの言いぶん通して逃げることしかアタマにないの明らかじゃん。真実を知る気も無かったし、実際、真実を知らされてもなかっただろう。
 都民はもちろん、日本全国いや世界各地から食べ物を目当てに人が集まるのが築地市場だ。その場所が、あの土地にあの建屋である事実を承知して、それで構わないと判断したワルがいる。こういうのを炙り出して息の根を止めねばならないと言っている。

 何が『有害物質は基準値以下』だよ、あれで食いモンの市場なんか持って来れるワケねーだろが。まだ豊洲への移転推進にこだわるヤツはビールジョッキ持って降りて、TVカメラの前で地下水汲んで一気飲みでもやって、安全な証拠をデモってから言えっての。
 海の真横で地下室だろ?土壌成分が溶け込んだ地下水でなくて何なんだよ。ハコ底の水密が経時劣化で切れたら圧喰らいながら地下水が浸み込んでくるのは言うまでもないが、それ以前に今もう切れてるからあんなコトになっている。場所によっては砂利だけで最初から水密にもしてないし。

 あと天井の低さと走り回る配管でバレバレなんだが、あの空間が『封じたはずの土壌汚染が後々また見つかった場合の重機作業用スペース』という話は真っ赤なウソだ。つい先日の事だから、この『都の幹部』って野郎の名前と所属を押さえるのは簡単だろう。

 どこから重機を搬入するのか知らんが、仮にムリヤリ分解して街の一軒家に使うような小型ショベルでも入れるとする。そしたらエンジンかけてそこらを掘ってみさせて御覧な。
 その日のうちも待たずして、地下室内の一同あの世へ旅立ちを保証する。自宅ガレージ内の死亡事故なんか知ってて気を付けられる人でも、ちょっと部屋が大きくなると、いともあっさりこの危険が意識外に落ちるので要注意である。
 閉空間のエンジン運転をナメてはいけない。ちょっと走行して移動するだけで、軽く毎分ふたケタ立米級の局所排気装置を設置する必要がある。あ、ふたケタ『りゅうべい』と読みます、体積単位の立方メートルのことだ。もちろん1立米=1,000リットルである。
 排気を室内に洩らさないよう局排ダクトはエンジン排気管に直結させなければならないが、あれだけ奥が深いと何十メートルも伸ばした蛇腹ダクトの通気抵抗が凄くて外までマトモに吸わないだろうし、地下室内からそれだけ吸い出す以上は別のどこかで外気を導入せねばならない。空調風なんか望むべくもないから、そこらへんの『季節とお天気なりゆき外気』だな。

 あとさ、そこそこ広さがあるからって粉塵とエンジン排熱もどうさばくか考えた方がいいぞ。
 基本だよ。

 さて役所にも業者にも当然きちんと定められた書類保管期限がある訳だが、今あちこち隠匿や証拠隠滅の違法小細工で蜂の巣を突ついた騒ぎになっていることと思う。だから知事がどんなに正しい指示を出そうが、役所組織がこの不祥事の追及を事実上不可能にしてしまい、結局は何も変わらない、変えようが無い…と、従来の日本社会はその通りであった。

 都庁のマトモな職員さんたち、いまドタバタしてる連中って何が優秀で、どう凄く偉くて上の立場なんだっけ?肩書の相対位置がどうだかはともかくとして、今後も事ある度に威張られ強要され、都民国民に知れたら一生口もきいてもらえなくなるような悪事に加担させられる屈辱の奴隷生活を、一体いつまで続けていく人生設計なんだっけ?
 社会の理解が進むにつれ、子供たちは親が卑屈な人間関係に甘んじて、自分ら世代が感じて楽しめるはずだった『明るい希望の空気』をないがしろに使い捨てた事実を知って落胆する。そして親を、家族を思う心が荒れていき、社会でテキトーに手抜きしながらの漫然が人生の目的になっていく。
 その将来計画、変えるのなら今だと思うなあ。この境遇は軽々と過半数いるはずだが。

 いけないモノの駆逐過程にあるのは私も同じ、人間の中枢位置と生体反応の因果関係を見誤ってなければ、遂に底が見えてきた気がする。早く胸張って『不屈の取り組み』をけしかけられるようになると嬉しいんだが…

【465】もつれた悪意の紐解きマニュアル [ビジネス]

 いやいや都知事選の結果が違ってたら、一体どんなことになってたんでしょうねー!?

 そう、まるで何事もなかったかのように…ってのはさすがに違うんだろうが、築地移転はもう決まったこととして強行突破が進み、その騒ぎがあちこち散発してたんじゃなかろうか。
 共産党議員だっけ、あのなあ、二桁ペーハーのアルカリを素手でなんか触っちゃいかんって。ヌルヌルするってのは恐らく水じゃなく、アンタの指先の表皮だよそれ。まあ死なんとは思うけど。覚えとけ、強アルカリは酸より怖いぞ。

 どっちだったにせよオトコが都知事になってたら、あの『開かずの間』を抱えた建屋に次々店舗から付帯設備から放り込んで、いざ発覚するのはいつになったろう?かなりの確率で、食のケミカル健康被害的に激ヤバの事件が発端になるんだと思うんだが。
 所謂マスコミの連中もそこんとこよく考えて、自分らが都知事選でどんな情報をどの程度の意識でばら撒いたのか、じっくり検証するのがよろしかろう。バカでだらしない大人たちの社会を集団自殺から救ったのは、一念発起した小池ねえさんの正しい女子力だ。

 さて追及の仕方がよくわからなくて、ダメオヤジの責任なすり合いに付き合っちゃってるケースばかり目につくので、整理して差し上げよう。
 まず豊洲の建屋の仕様書および添付図面、そして検収証を手に入れなさい。

 数ある入札の仕様提示書から最適解をひとつ採用し、改めて『これで工事をやります』と事前合意するのが仕様書である【386】

 仕様書と添付図面に『開かずの間』の記載があったら、都は『開かずの間』を承知していた。
 逆に記載がなく土で埋まっていたら、これは仕様違いの工事であり業者の契約違反だ。

 いずれにせよ役所側と業者側の両方のサインが必ず入っているから、まずはそいつらを引っ立てれば、どっちの話だかハッキリする。

 いっぽう仕様書通りの建屋ができていって工事が完了し、『ハイ、間違いなく仕様通りと認めます』と確認合意し、完成品の引き渡しおよび支払手続の根拠となるのが検収証である【385】
 これは現確した上で『この現物は構想通りにできておりOK』と判定した証明だから、ここにサインのある役所側と業者側の人間は、『この開かずの間は新市場に相応しい構造だ』と根拠を持って説明できることになる。
 あれだけの建屋なら超大型設備で年度跨ぎの工事になってるのは確実だから、財務都合で年度の切れ目に合わせて工期を区切り、工期毎に分割して検収を上げていると思う。これがアタリなら、建屋の一番下だから建屋基礎に手を付けた年度の検収で、事実関係が確認できるだろう。
 こんな悪巧みのハナシゆえ、建屋完成時の最終検収にはわざと基礎付近の詳細を記載しない書面になっている可能性も高い。あれ~おかしい載ってませんねえなんて、ダメオヤジの悪知恵に巻かれんなよ!

 これを現物主義という。まさに今回のような万一の場合に、こうして追跡ができるよう書面を交わしてサインを入れているのである。
 一般には事態を牛耳っているかのように扱われる上層部だが、どうせ実務最前線を動かすには程遠いところで、現実がどうなってるのかさっぱり知らずにやっているはずなのだ。管理義務を逃れられるはずもないのは確かだが、だからって核心から程遠いコイツらをいくら突いても、目障り耳障りな責任逃れの晒しショーにしかならない。そんなもん残務の領域にしときなさいって。
 狙うなら、現実を知ってるヤツの名前を書いた書類だよ。役所と業者の両方が持っている。

 地味でも、契約の節目を押さえた確実なセンで狙うのが一番はやい。
 積極的な情報開示に舵を切ろうとしている小池都政なんだし、マスコミと言わず一般都民の皆さんも、ぜひブラックボックスに乗り込んでみては?

【464】15年前の新時代、未来へ [ビジネス]

 9.11から早や15年も経つのか。今の中学生の半分以上はあれを知らないんだ。
 いや乳幼児の目で見ても解らないだろうから基本、未成年層は知らないってことだ。

 夜10時前に帰宅してすぐ、テレビでNHKのニュース番組を見たと記憶している。
  『ショッキングな映像ですが、現実です』
 北棟から煙を吐く世界貿易センタービルの遠景であった。…な、何があったんだ!?
 とにかく情報が欲しくてテレビを注視していたら、今度は南棟に、旋回するような角度でもう一機が突込んだ。入居オフィスのものと思われる無数の書類が舞い散らばる。

 あれ以来、北米国内線を使うたび異常な待ち時間に耐えねばならなくなったのだ。
 二十世紀の頃ならロビーで荷物を預けてさっさと身軽になり、飛行機につなげる蛇腹通路のこっち側、お姉ちゃんに航空券をもぎってもらう改札口の真ん前まで見送りが入れたから、本当に出発ギリギリまで打ち合わせをしたものである。『お、そろそろだぞ』『またな!!』…と手を振って飛行機のドアをくぐる。実にお手軽な感じである。
 これがロビーから先さっぱり搭乗者以外は締め出され、先に進むにもいちいち一人ずつ金属探知機を丹念にかざしてからになった。その順番待ちの行列が心底げんなりするような長さで伸びていて、係員が『出発まで時間の無い人、申し出てくださーい』と叫びながら巡回するのを眺めて過ごす。憂鬱に立ち疲れたあのムダ時間、今は多少なりとも短縮されたのかねえ。

 当時はまだ事実ありのままの報道が多く残っていた為、旅客機が突入した後のビル1階の内情もテレビ番組で流されていた。救助隊が緊迫して走り回るその背景に、表で『ズダーン!ドカーン!』とまるで自動車の衝突事故のような爆音が盛んに響き渡る。ジェット燃料を被って発生した大火災よりも上階にいた人々が、逃げ場を失い次々と飛び降りていたのだ。
 なきがらなんか残るまい。日本に暮らしながらテレビであの出来事を見て、『酷い』と最も強烈に意識した記憶がこれである。みんな恐らく今日も普通に出てきて普通に帰るつもりでオフィスにいた、ただのイチ市民だったはずなのに。また帰って来るつもりで残された全ては、その後どうなったのだろう。

 こういう損傷を受けた超高層ビルってどう修理するんだろう…と考えた瞬間、その疑問は意味を失った。火災を起こした階の鉄骨が熱で融けて座屈し、上階側が達磨落としのように下階側に向かって落下。そんな規模の撃力にビルの構造強度はひとたまりもなく降伏し、下階側を真直ぐ下向きに押し潰しながら自重で崩れていき、一瞬のうちに丸々瓦礫の山と化したのである。こ、こんな壊れ方をするのか…
 たいへん悲しく衝撃的な光景だが、建築に限らずモノ造りを志す人は目をそらさず見ておくべき貴重な資料だと思う。そして必ずどこかで世のため人のために役立てること、よろしいでしょうか。

 この日に起こった事件はこれ一件ではなく『同時多発テロ』と呼ばれる所以なのだが、『これは戦争の形態が未知の新時代に突入したな』と実感したものだ。【392】はこの時の気持ちを思い出しながら書いている。

 例の一部の学生を中心とした若年層一過性デモ気運、徐々に自分たちが一体何をやっているのか、絡んでくる大人たちの目的が何なのかに気が付いて、過ちの組織体が固まる前に解体したのだとしたら正しい判断だ。
 バカな大人たちが、恐怖や不快感また怒りや悲しみなどの心理反応を『ネガティブ心情』と勝手に決めつけ、成長期の君たちから遠ざけて隠して、知らないまま大きくなる道に君たちを閉じ込めた。こういう情報領域について真剣に語り合う努力を、大人が自分都合で放棄してラクに逃げたのだと思う。

 とにかく、その頭で一生懸命に考えた自分らなりの平和日本の実現方策がアレだった訳だ。
 ただの熱病めいた遊びごとで終わらせず貴重な経験に換えて将来の人生に活かすために、次に何をすべきだろうか?しっかり考えたまえ。

 実は昔の若者世代も似たようなところはあり、夜な夜な集会で群れてはフォークギターを掻き鳴らして、意味も解らず『戦争ハンタ~イ』の呪文を繰り返す人種はいた。小学生の我々から見ても、いかにも幼稚で頼りない世間知らずに見えたものである。
 これは高度経済成長期の日本中の学校が軒並み重篤な左巻き病に強制感染させられていた為であり、くだんの担任の先生は教師連にも保護者連にも敵が多かったと聞く。左巻き邪教に操られるそこらの教師の言動は子供心にも薄気味悪く信用できなかったが、当時は常識だと思っていたそのマトモな感覚が、実は圧力に屈さず懸命に御自身の教育方針を守り抜いた先生のお陰だったのかも知れない。
 自らの人生を振り返って、何度もその幸運に感謝し続けている。

 うむう、重たい内容になってしまった。まあ9月11日だからしょうがない、他の日にこんな話はとても書けない。
 将来世代の逞しい思考力のため我々世代も機会をとらえて、大事な話は積極的にしていかないとね。

【463】進撃の初心 [ビジネス]

 あー!…漢字、間違えた~!!
 【454】で『攘夷』となっているのは、もちろん排他する話なんかどこにもなく、皇位を譲るのだから『譲位』である。
 日常生活で滅多に使わない漢語ゆえ普通は注意して使うはずだが、年に複数回のペースで遊就館の展示を見慣れてしまっているためか…とみっともなく言い訳を挟んで、綺麗さっぱり心のどこにも引掛らなかった。従って【457】でも誤字が直っていない。スイマセン、今ごろ気付いて訂正します。
 ま、ここを覗いてくれる方に一見こっきりの単発読者はまずいないようだから、大丈夫かな。

 さて築地移転がまず止まると、もちろん五輪設備の公共事業が次々と止まる。すると『2020東京五輪は可能なのか、アンタ旗もって帰った張本人だぞ』の脅迫が成立する。
 少なくとも現時点では、採算デタラメとはいえ相当数の五輪準備事業が強行することを前提として、今なお進行中のはずだ。つまり手を緩めた瞬間『やっぱりやるしかない』で寄り切る魂胆が、あちこち星の数ほど潜んでいる。不健全財務の重篤化は気になるが個人的な実害を直接喰らうとも思えないし、日常を暮らす手元の仕事がスタックして大混乱するんなら、そっちの方が御免だという人間も多いだろう。

 昨夏も盛んに聞いたが、ずるい大人は『もう戻れない』とあたかも強大な不可抗力の森羅万象を敵に回すかのような口調が得意なのだ。だからまず隠してあちこち既成事実を立上げ、議論に挙がる頃には手遅れになるよう仕込むのである。
 半端者が生存競争を生き抜く唯一無二の方策として、そのマメさしつこさ加減は命懸けあるいは種族保存のレベルだと考えておかねばならない。心臓に杭を打ち込んで灰になるまで焼き尽し、鉛の棺に僅かな塵まで全て密封して鎖で縛った上で地下100メートルに埋めても、無いはずの蓋の隙間から滲み出してカビとして地上に生え出てきて、その瞬間から汚い胞子を撒き散らす。

 軽減税率なんかその最たるものだ。
 東京都政も大事だがこちらも日本中で監視して根絶し、その後も消毒を続けていく覚悟が必要だ。平和や安心というものは、努力して守らなければ手に入らないと肝に銘じておこう。

 東京都政に話を戻すと、とりあえずは単純なところから、小池ねえさんが適宜『他ならぬアタシが五輪旗もって帰ったんだから、世界に頭下げて延期でも中止でもやってやるわよ』と啖呵を切ってしまえば良い。
 そりゃ本当にそんなことにでもなれば結構な大事件ではあるが、日本国民が滅ぼされる訳でもなければ日本列島が沈められる訳でもない。むしろ都民国民が納得いくだけの健全性が保証できないようならそうすべきだし、小池ねえさんなら東京都はじめ日本社会の支持を得て現実的にコトを捌けると思う。
 よって我々世論の側がまず『それもアリ』の心構えで腹を括るのが先決だ。五輪開催権を永久に失うだとか、国際社会で前代未聞の恥だとか、下位事象で騒ぎ立てる抵抗勢力には取り合わない、と。

 4年を切った残り時間を考えると、競技場級の超大型設備は原則的に現有ありもんのママ流用とし、あってせいぜい基本骨格を維持しての改修までである。首都圏を中心に候補地選出の対象エリアを拡げていき、成立解が見つかったところで、そこへの交通アクセスや通信の強化を検討していくことになろう。
 避けるべきはただひとつ、結局なあなあの三々五々で築地市場はあの豊洲の馬鹿ハコに移転し、五輪もなし崩しに元の木阿弥…なんてことになると、間違いなく以前とは比べ物にならないくらいに揺り戻し、若者・子供さらにその先世代に今度こそ言い訳の立たない破滅の約束をせねばならない。
 もうずるくてだらしない大人はやめる時代だ。日本はそんな国ではない。

 いっぽう自民都連のダメオヤジ組織の自我がどうなるのか、見どころである。
 都知事選での裏切り者は除名もあり得ると散々内輪を脅しておきながら、いざとなったらグズグズ逡巡を経て厳重注意でオシマイ。
 自分らのやっていることが架空劇だと自覚しているから、配役を放棄した反逆者が実力で要職ポストを勝ち取ってしまったら、今度はそいつに逆らえない。どんな恫喝も今後は『口だけ』になる訳で、少なくとも首都ダメオヤジ帝国の自民都連域には、組織の分子間結合力に深層崩壊が始まっているはずだ。

 もっとも従来が死ぬ程どうしようもないダメオヤジ文化だったから改革の開始点がこんなに目立っているのも事実である。望まれていた方向性の勢力であり出足は上々と見受けるが、まだまだどこにどんな障壁が待っているかはわからない。
 一度つまずくと障壁が何倍の高さ厚さにもなる恐れがあるし、ここは焦らず舞い上がらず万々が一の事態までよく考えて、注意深く刻むべき一歩を確実に刻んでいくのが最短経路である。

 振り返って精神持久力の綻びの跡を見つけたところで、その後の気の慰めにしかならない。
 勢いや盛り上がりが業務推進や進捗管理を惑わせる事例は少なくないのだ。これを理解して今のうちから見覚えておこう。
 貴重な好機や好調は、手にして喜ぶのではなく育て方が大事なのだ。

【462】首都劇リプレイ解除キャンペーン [ビジネス]

 築地市場の豊洲移転を延期、あるいは中止もあり得る…か。いいねえ、そうこなくちゃ。
 本件の最大の実質的意義は、ダメオヤジ裸劇の総解体である。

 呆れたのが化学工場跡地ならではの有害物質をきちんと封じ込められたかどうか、確証を取る前に移転させる計画だったことである。市場協会とやらの汚らしいジジイが文句をたれていたが、コイツお客さんに安全管理を保証せずに商品を売るつもりだったってことか。一体どんな市場協会だよ?
 ちょくちょく築地に美味いモン食いに行くのが大好きだった客の一人として、少なくともこのジジイだけは確実に市場から消して欲しい。ベンゼン漬けの刺盛りでも食わせてやれ。

 新・国立競技場の時を思い出していただきたい。今もし計画を撤回したら、国際オリンピック委員会から何千億単位の懲罰金を要求『されるかもしれない』みたいな文言がメディアを飛び交った。
 蓋を開ければ何のことはない、東京でやるんだから好きにすればいい、おバカな計画額の高騰で揉めて遅れるくらいなら判断改めて先を急げと言われておしまいである。嘘はつかない範囲で敢えて自分ら以外の判断が大変な事態を呼ぶ可能性をでっちあげ、世論に不安を煽ろうとしたワケだ。
 まあ常識で考えて嘘っぱちが明白だったから、誰も本気にはしてなかったんだろうが。

 今度は移転を中止するとあんなカネがかかる、こんな不都合があると賑やかなことになっている。確かに、あのくっだらないハコはもうできちゃってるし無駄は避けられない。床厚の不足を指摘され、本当に途中から設変もせず単に厚盛り工程追加だけで処置してたりしたら、どうせ耐震以前に強度計算が狂っているから、経時劣化であっという間に使えなくなるのは確実である。
 本当の最大の無駄は、無限に損害を発生させ続けるダメオヤジ帝国なのだ。ダメオヤジ裸劇がシナリオ通りに成功したら、未来永劫どこまでも日本社会に莫大な負担が積み重なっていく。
 『損害の連鎖をここで食い止め、環状2号線なんぞ間に合わなくしてナシで済ますのが日本国にとって正解』の結論まで念頭に置いて、どこのどいつが何を目当てに諸計画を立ててここまでやってきたか徹底調査するのが国務であろう。

 『ダメオヤジ裸劇が頓挫して計画外の出費が嵩む』、おおいに結構じゃないか。あれも大変、これも辛い、だが一番マズいのは『現状の五輪計画がつつがなく進展すること』なのだ。大成功にでも終わった日には、日本経済にとって致命傷ともなり兼ねない。
 『うまく行ってはいけないモノを、ひるまずきちんと止めた』、これだけの話である。

 小池ねえさんなら、途中でブルって結局ダメオヤジ神輿の筆頭担ぎ手に逆戻り、振り返ってみればテメエで無駄を積み足しただけ…なんていう惨めなことにはならなくて済みそうだ。悲しい犠牲もそれなりに出るんだろうが、糾弾すべきは『小池ジャッジ』ではなく『ビフォー小池の全て』であり、この基本方針に沿って処置を決めていくと心掛けよう。
 何しろ都議会の大半は反・小池派だったのだ。都の職員や議員に接するたび繰り返し小池支持を訴えるなど、東京都民各自ができる所からできるコトで、小池ねえさんを応援されるのがよろしいかと思う。行きがかり上あそこで断れないとはいえ、リオから五輪旗もってきちゃって大丈夫かなと思ったけど、現状のデタラメ極まる東京五輪をまず跡形なく消すには、五輪旗片手の迫力があった方がいいね。

 あ、五輪で思い出したが新・国立競技場の修正案、何よりも高額すぎて当初の課題の解決になってないってのが最大の問題なんだが、そもそもあと4年切っちゃったんで物理的に建たないと思うぞ。一般的な鉄筋コンクリート建屋に荷重を受けない割り箸で装飾を施すぐらいの解釈で、設計の堅実性を見直す必要がある。
 本気の割り箸細工で組むなら、実験を含めて相当の事前検討が必要だがもう間に合わない。日射受熱や吸湿・乾燥による材の膨張・収縮もさることながら、それが各部でばらつきまくって永遠に寸法がキマらないだろう。
 あれ?聖火台って結局どこになったんだっけ?まあいいか、どうせ考える必要ないんだし。

 技術者として説教をたれておいてやろう。遊び半分のキテレツ構造も、反省のないバカ高計画額も、モノ造りと呼ぶには幼稚の不真面目に過ぎた。起死回生の設変を預かるには百年早かったのだ。
 物事、正直の丁寧に対応すれば良いコトもあるってもんだ。とっとと出直せ、未熟者!
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