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【433】首都再生インターハイ2016 [ビジネス]

 『全国高校生未来会議』の模擬投票でおおさか維新が一番人気だったそうだ。
 若年層に感度高そうなニュースなんだから、もっと丁寧に扱えばいいのに。

 マスコミで扱う情報の自由度や政治的偏向が、最近ちょくちょく取り沙汰される。確かに業界の重大問題ではあるけれども、それが実際あったとして少なくとも今は、そんなに心配するほど深刻な影響がないようにも思える。
 若い子たちはバカな大人なんかより遥かに自律して情報を選び、見て聞いて読んで、考えて判断して、しっかり自分の意見を持ってくれているからだ。『あれ、そんなに?』と驚き直すほど年々マスコミ離れが進んでいるし、よもや見たまま聞いたまま読んだままを刷り込まれるような都合のいい視聴者や読者など、今どき小学生でもまず見たことが無い。
 街頭インタビューで絡まれ『大人がいかにも喜びそうな無難な返答で調子を合わせ、面倒なくあしらう会話術』も堂に入ったものだ。現代社会の日常は、ハダカだと指摘さえして貰えなくなった惨めな王様たちのエンドレス・ファッションショーなのかも知れない。

 さてボチボチかなと思っていたら、消費税率の据え置きが朝刊の見出しに載った。
 直後に否定されてもいるようだが、そんなことより大事なのは以下2点。確認しておこう。

  ・軽減税率の導入準備を宣言させないよう注意。国民には周知も合意も得ていない。
  ・軽減税率は公務新設による社会負担の激増が確実なため、検討放棄が妥当と思う。

 一般消費者層の貧困率が更に増加し、景気がこれ以上の停滞に沈んでいくという不安を減らすには、無駄な公務などビタ一文増やす訳にはいかない。この原始的な計算をすっとぼけて軽減税率を会話に織り込んでくるヤツの顔と名前と所属、よく憶えておきなさいよ。
 今夏のテストに出るぜ。なんちゃって。

 当初から経済効果をどう算出していたのか怪しいもんだが、現時点でもう2020東京五輪なんて、目も当てられない大損害が決定的だろ?悪い人間が悪い事しかしない、鬱な空気ですっかり淀んでいるのが現政権の巣食う首都東京だ。

 いま高校生の全国企画でおおさか維新が一番人気というのはお誂え向きだと思う。
 大阪副首都化で、西側に首都機能をきちんと組み直すんだよ。面白そうじゃん?
 これは大阪ローカルの問題ではない。大阪都構想の再チャレンジで転換期を迎える大阪を題材にして、理に適った制御と作動を目指したシンプルな社会構造を、若い思考力で創作する…こんなコンセプトで、めいめい仮説を競ってみてはいかがだろうか。

 昨年5.17住民投票にて僅差で否決された大阪都構想は、ここでも何度か取り上げた通り、旧来野党の手酷い妨害工作に遭いかなりの譲歩的な妥協点を含んでいる。今年9月を目処に再提案がなされるとのことだが、適宜これらの妥協点を原点に戻す修正が入った上で、吉村大阪市長・松井大阪府知事の新体制に合わせてアップデートがなされてくると思われる。とにかく住民投票にかけた完成度で今ある訳だし、一読してみるといい勉強になるだろう。
 最初は用語の意味も数値の相場感覚もチンプンカンプンで結構。とりあえず目に飛び込むままに眺めていれば、いずれ少しずつでも『お、そういうことかよ!』と記憶に噛み合う瞬間が訪れるはずだ。一度ぼんやり目を通すだけでも、断片的ながら意外と頭に残るものである。

 18歳選挙権の意義は、選挙の瞬間の投票権だけに発揮されるのではない。
 近々選挙に参加する以上は、相応の知識と判断力が必要だ。つまり高校に入学したらば、もう政治に対する見解を当事者意識で述べて誰もおかしいと思わない。内容次第では、社会的に十分酌量されるべき主張も可能となるのだ。

 フェアネス感覚の純度と未来志向性なら無敵、世論の一大勢力となる可能性は十分だ。
 さあ頑張れ、高校生!

【432】社員証タイムカプセルの埋設手順 [ビジネス]

 ちょいと気になったので、ざざっと。同一労働、同一賃金ねえ…?
 賃金体系の概念があるということは、まずナニガシかの生産組織が現場たる職場を持っているワケだ。組織力を駆使して、個々人では不可能な生産性を可能とするために。

 …とすると、まず組織の健全な継続性が前提となっており、これに応じて組織の維持運営コストが発生しているはずだ。そこには将来何十年をかけて回収する設備投資もあれば、企業年金など雇用関係終了後にまで伸びる従業員への支払契約も含まれる。
 今この場で発生した同一労働に、ただ単純に同一賃金を充てるとすれば、正社員にはこれら組織運営コストを天引きした手取りを渡すしかない。つまり人も羨む正社員は、パートやバイトより低い手取りとならざるを得ないのである。
 しょうがないよな、正規雇用の御身分にかかる職場税だと割り切るか。

 では正社員が何らかの事情で途中退職する場合にはどうなるのか?
 組織側にはそいつを能力開発する経費負担などが発生しているのだから、それを途中で食い逃げされるのはゴメンだ。カネかけたぶん、社員寿命いっぱいこき使って回収しないと。
 正社員契約=終身在籍の義務を原則とし、従って転職・離職は違約扱いとなり、それまで天引いた組織運営費は清算ナシ=組織側の没収ってことでオシマイにするのか。

 それだと今度は、転職・離職の余地を残しておきたい正社員がたまったものではない。
 そんなことなら正社員になんかならなくて結構!給料安いだけじゃん。
 …とまあ、すったもんだの挙句、『正社員権資格』をまず設定して、それを首尾よく手にした幸せ者のうち、正社員になりたい人は任意に『正社員会費』を払って、まるで互助会みたいな形式で、有志で会社組織を形成する…あたりが落としどころかなあ。3年契約コース、5年契約コースなど選べます、とか多少は融通利かして。

 では終身雇用期間から日割り算出した組織運営コストを天引きし、途中退職の場合は日割り計算で還付するというのはどうだろう?
 おっと終身雇用期間における、組織の業態移行や通貨価値の変動はどう勘案する…?

 そう、まだ日本の雇用文化において、業務標準書に準ずる職場作業に一義的な賃金評価額の数値を対応させることは不可能なのだ。
 まともに考え始めるより遥か手前で、すぐ判るじゃん。日本中の財務設計者に迷惑だよ。

 今の時代、転職した覚えもないのに数年のうちに名刺の柄がコロコロ変わり、入社時点と全然関係ない土地で違うことをやって暮らしている奴が珍しくない。永年勤続でいいトシになればなるほど、職位や職歴という『他でツブしの効かないローカル尺度』に、我が身の価値定義を限定する破目に陥っていく。どこかの組織に帰属している事実をもって『人生が安定していて有利』とは言えない時代なのだ。
 この程度のこと誰もが判っているはずだが、それでも正規雇用がこれだけ象徴的に求められるのは、今ダメノミクスでいかに重い負担のもと不安定かつ不安な生活を強いられる日本社会になっているかということだろう。

 あらゆる情報は、いずれ無償で流通すると展望する社会予測がある。また今日の小学生の3人に2人は、この現在に存在しない職で暮らすことになるという人もいる。確かにグローバル規模の大容量通信や超高速物流によって社会活動は大変遷を加速させ続けており、今から10年後ここで予想だにしていない事態も数限りなく起こっているはずである。
 そのとき役立つのは、何でもいいから、凄くなくていいから、誰かに相手にして貰えそうなレベルの当代実用ネタと、それを適当なところでアレコレ試して面白がる好奇心と楽観性、およびそこから転がり出てくる現実との取組み合いを楽しみ続けるための、文句なしの健康。
 トドの詰まりは、そんなもんだ。

 間違いなく予想を大幅に超えてくる未来において、ナニを相手にどう切り回すのか?
 近年の変動が激化しているのしていないのという議論はあるにせよ、世界中に巻き起こる気象現象の方が、よっぽど素直でおとなしく予測がラクだったりして。

 【2】を当時リアルタイムで御覧いただいたアナタ、長らくの御愛読ありがとうございます。
 8年半が経過した今、みんなと幸せに暮らせていますか?
 職場は時代に適応しながら、納得いく業態と満足いく待遇を提供してくれていますか?
 更なる10年後、自分が幸せに暮らしているための今の一段階をクリアできていますか?
 そして何より『10年後の幸福な社会空間を、想定外の手法で形成する』はずの若年層に、現状の有難味を確信させ、明るい未来の拡がりを精いっぱい保証してやれていますか?

 私は、大概の目を見たには見たが、何だかんだで悪くないセンなんでしょうな。
 皆さま、引き続きグッドラック!

【431】メガ・ハローワークの面接マナー [ビジネス]

 あらら、時にほんっとのチラ見ながらも皆勤賞で来ていた靖國神社の桜見物だが、今年はどうやらホストさんの御都合で無理っぽい。残念だけど、おとなしく来年こそのリベンジを誓うに留めるか。境内では今でもまだ飲めたんだっけかな?まあいいや。行きたいんだけどなー。

 さて、いよいよ現実経済の深刻さに身動き取れなくなって、ダメノミクス妄想への粘着を取り下げる道を探り始めたか…って、冗談じゃない。いま絶対必要なのは、
  ★★★軽減税率なる無駄公務の導入検討を根絶する★★★
 これに尽きる。重々肝に銘じて今一度【349】を再読いただきたい。

 『消費税10%は先送り、だがいずれ必要になる軽減税率の導入準備は粛々と進める』
 第三次ダメ政権は来春の消費税率再アップを延期するお子ちゃま大決断に無我夢中、それを横目にクズ役人がまんまと超巨大無駄公務の実質準備を公言して高笑い。世襲のガキは世間知らずの言い訳をぐずんぐずんと連ねるばかり…
 現状の流れで行くと、ズバリこの通りの構図になるのは間違いない。

 歯止めをかける最初の一手は簡単なものだ。
  ★★★日本国には軽減税率の仕組みなど不要だから、検討を打ち切る★★★
と総理大臣みずからが断言すれば良い。

 どこの大学だか忘れたが、他から呼んだセンセの口で税率の議論だけやらしてる限りは『東京五輪に続いて、また何にもできませんでした』の結末を迎えるだけだ。今ここで本来トドメを刺しておくべき軽減税率にわざと言及しない理由は、怖い怖い年長さんたちが『軽減税率を導入すること』でクズ役人と取引してしまっているためである。
 莫大な額の税金を注ぎ込んで日本中に軽減税率の処理組織を新設し、これに対応してそこここにハコモノを建てるのだ。そして現役はもちろんだが、何より公務員の定年後再雇用枠を一気に大口確保しようというのである。『いつの間にかスルー』にしろ『ドタバタ強行採決』にしろ、元が来年4月に開始させるつもりのはずだから、もうあちこちで手がついていると考えて間違い無かろう。
 タレントのスキャンダルなんか要らない。こっちの情報をスクープしてくれよ。

  ★★★軽減税率の導入が公言できれば、消費税率など後からどうにでもなる★★★
 これが本音なのだ。外部招聘の第三者判断をお膳立てしてまで消費税率の押し引きをデモるのは、軽減税率という本丸をこっそり別扱いに取り置いて、世間から忘れさせるために他ならない。
 つまり世襲のガキは『これこの通り、誠意ある判断ステップを忠実に踏んだが、国家運営の潮流=軽減税率導入には逆らえませんでした』というシナリオの布石を打ってまわっている訳だ。さすが使えるパシリだよなあ、感心するよまったく。

 お解りだろうか。消費税率10%の時期がいつになろうが、首尾よく『軽減税率、準備GO!』さえ宣言してしまえば、大義名分のもと一気に仕組み新設の実作業が始まるのだ。
 業務の未確定部分が残っていようがお構いなし、手が付くところから手が付くままに、先にカネをかけてやることだけ片っ端からやってしまう。国立競技場の解体工事を思い出そう。
 この瞬間から『これだけやったのにお蔵入りにする気か、それこそ税金の無駄遣いじゃないのか』の強行主張が解禁となり、戦術に長けない常識人がこれを正論で制しようとすると、ゴキブリの繁殖履歴を遡上調査するような非現実的な数値根拠を捻り出さねばならなくなる。もちろんこの間もゴキブリは殖え続けるため、どこで何を言っても根拠不明確で寄り切られてオシマイである。

 『どうせ消費税率アップの日は訪れるんだし、そんなに怒らないでよ。ワタシが責任者です、ごめんちゃいペコリ』の腰抜け十八番で節目つけるのが、例によってソーリ大臣の辛いお仕事…ってとこだろうな。

 ここまでしっかりと理解して、日本中で税制論議の行方を注意深く観察しよう。

 困ったなあ、置き腐れる話題でもないんだが、飛行機の話に戻れないじゃないか。だがゴキブリは卵のうちに潰しておかないと、後々取り返しのつかないことになるのだから止むを得ない。悪しからず。
 保育園落ちた主婦の『日本死ね』という言葉遣いが良いか悪いかなんて薄らノドカな日和見問答で遊んでいられる年寄りは、教育的見地を決め込んで悠々満足なのかも知れない。
 あまりにもナメられ過ぎている若者たちには、ぜひ我々に絶望を訴えかける時の礼儀作法を手厚く教示してやっていただきたいものだ。

【430】自業自得の慰労屋台 [ビジネス]

 なかなか面白い録画を見れたので、もう一回だけ緊急の時事ネタを。
 例の『保育園落ちた』の件で、民主党の山尾志桜里議員の発言に野次を被せて妨害した行為について、自民党の平沢勝栄議員をゲスト出演させ弁解させる企画である。

 まさにダメオヤジとは、こんなものだ。職位や職歴の肩書が通用する場では権力者の態度を決め込んで自分の言い分を横柄に通そうとするが、いったん連れ出され肩書で保証される役回りを剥ぎ取られた途端、横暴に任せた自分の非を誤魔化そうと逃げ回るばかりの臆病な弱虫と化す。
 司会進行氏の問い詰め方も的確だったと思うが、後ろで口を結んで静かに聞く麗しき朝倉家令嬢と可憐な宇賀ちゃんアナの視線に怯えて、声はひっくり返るわうわずるわのドモりまくりでブルブル震えあがってんじゃん。こんなゴミ屑みたいな無能ジジイが偉いさんぶって好き放題に振舞える集団って、一体どんだけ馬鹿馬鹿しい裸族の王国なんだよ。警察組織も自民党も、毎日のママゴト御苦労さんなことである。

 聞いていて引掛ったのが『理事会』なる検閲機関が存在し、ネット上のブログ投稿を『匿名提供=真偽不明=提示資料作成禁止』という奇妙な三段論法の根拠で封殺していることだ。
 誹謗中傷の介入を避ける目的だというなら、誹謗中傷かどうかを議論の場で判定すればいいだけの話であり、言ってしまえば誹謗中傷でもきちんと取り合って検討すべき指摘はいくらでもある。客商売で市場クレームに一度でも触れれば誰でもすぐ解ることだし、故に『ちょっとした日常生活の不満を何でも買い取ります』というビジネスまで現実になっている。
 これはダメオヤジの妄想を素通しにするため、都合の悪い情報を水面下で隠滅しやすい仕組みが仕込まれているということだろう。ダメオヤジ御用達のインチキ理事会じゃないか。山尾議員もテレ朝さんも、よく抜いてくれたことだと思う。

 気を付けるべきはこれからで、まずダメオヤジ検閲を密室化あるいは絶対化しようとする動きが出るだろう。野党はくっだらない揚げ足取りの禅問答なんぞ仕掛けている場合ではなく、必要な課題を必要なりに議論できるよう、ありとあらゆる手段で検閲をすっぱ抜いて欲しい。
 次に、ダメオヤジは野次その他の妨害工作にアシがつかないための対策を講じてくるはずだ。これは引き続き、全員のリアルタイムの姿を『狙わずとも』国民の視線にタレ流しで晒す現状をきっちり維持管理する必要があろう。
 誰かが狙って初めて録れるとなると、それを開示したメディアにお得意の言論弾圧で黙らせる手が通用してしまうためだ。

 生活をかけて仕事をしていれば、『殺すぞ』『死ね』なんて言葉は割としょっちゅう飛び交うものだ。お行儀のよろしくないことは認めるが、こんなもの昔は子供同士のちょっとした憎まれ口にも普通に使われた表現である。
 脳足りんの大人が、おバカな自分都合や歪んだ美意識の乱用で、大袈裟ときに実際に命に係わるかのような極論解釈の概念を劇場型で社会に刷り込んだ結果、子供たちが必要以上に心理的負担を感じる単語になってしまっただけではないのか。『死ね』と言われて死んだ子供がいたとして、その子供の命を奪った殺人犯は、あり得ない脆弱体質に調教した愚かな大人たちである。
 ここまで理解できたら、『日本死ねという表現の一般的通用を阻止しようとした』などという荒唐無稽な屁理屈は墓穴にしかならないとすぐ判るはずだ。卑怯な言い逃れをぴしりと叱りながらも、品良く追及を切り上げた柳子さんの采配が見事であった。さすが男爵のお家柄。

 ところで、例のイクメンのイケメン君にも少し通ずる話だが、逃げられないと観念して弁解に出て来た決心には一抹の可愛げがあったと思う。ふんぞり返って野次を飛ばし続ける姿と音声がバッチリ記録され、そこかしこで再三リプレイされ、もう逃げようにも逃げられなかった訳だが、ここで救いようのない筋金入りのダメオヤジは完全孤立に陥ってでも、自分上位の妄想世界に閉じこもって周囲が諦めるのを待つ。もっとタチの悪いのになると、部下に対応をなすりつけ後始末に立たせたりもする。
 自民党と言わずこんな連中が珍しくない日本社会で、平沢のオッチャンはまだまだ悪玉になり切れない愚直さが垣間見えて、実は人間の素材としてそんなに嫌いなタイプではない。文脈はともかく『ごめんなさい』も一応ちゃんと言えてたし、ダメオヤジ組織の暮らしを覚えてなかったら、頭はともかく結構人のいい小市民だったんじゃないかな。

 ちょびっとだけ、冷や汗のあとの赤提灯を付き合ってやりたかった気もしないではない。

【429】大苦戦エンタメ伝説 [ビジネス]

 東京五輪はもう目茶苦茶、忌まわしくて誰も触れられないタブーになってしまった。
 最初の60億円の段階で邪心の過ちをびしっと正し、ドリームボックス組を殺処分しなかったからだ。『はいはいナイナイのウヤムヤで終了~!ボクが責任者ですゴメンちゃい、ペコリ』で誤魔化しちゃったんだから当然である。言い訳の余地なし、判り切っていてやるべきことから逃げた結果の、甘ったれた失態でしかない。
 白紙直後の48時間が勝負だった。それを理解できなかったのが世襲のユルさってとこか。

 今ティーンエイジャーたちに実情を説明し、理解を促した上でアンケート取ってみたらどうだ。
 『東京五輪なんか止めちまえ』が悠々と過半数を占めるんじゃないのか。
 頼んでもないのに勝手に呼び込んで来て、東北の被災地そっちのけで悪銭稼ぎのやり放題、こんなもん将来財務をナンボ喰い荒らそうが知ったこっちゃないよ。
 オレたち勉強して念願の職に就いたところで、不当に税金取られるばっかりでしょ。ワタシたち幸福な家庭を築いても、恩知らずな年寄りの老後を率先して介護する役回りを背負わされるだけでしょ。
 頑張って優秀になるとソンさせられるんだ。幸福めざして叶ったらイヤな目を見るんだ。

 かつて我々は好きな仕事がしたくて、豊かな生活を楽しみたくて、とにかく凄いヤツになりたくて、夢いっぱいで社会に飛び出したものだ。もちろん苦労もしたけれど、それは乗り切って喜ぶ人生の一場面として納得いくものだった。頑張って面白く、期待して心躍る、賑やかで愉快な時間だったと思う。

 あの時間を過ごした年齢の自分は、人生で一度っきりだ。
 今の若い人たちには本当に申し訳なく思う。

 我々世代の弁明に理屈をつける行きがかりにはなってしまうのだが、我が身の過去を振り返って、逆境を戦った時間というのは案外楽しい記憶だったりするのである。大逆転という強力な目的が手放しで存在してくれることの有難さは、実は安泰のマンネリに戸惑い始めたとき身に沁みて実感するのだ。
 不謹慎な話だが、自社製品が重大な市場不具合を起こして蜂の巣を突いたような騒ぎになり、何もかもそっちのけで緊急対策に全力集中する局面は、ある意味とってもやり易く充実感に溢れている。他を忘れて意思決定は迅速だし、全員が電光石火で素早く反応するし。

 どうせいつかは経験して体得するんだろう。ならば先にここで話だけ理解して、いま騙されたつもりになってでもありったけの可能性を貪り、悪い大人の所業の転覆を画策して楽しんでいただきたいのだ。
 いざ想定外のチャンスが転がり込んで来た時、『もっと頑張っておけばアレも出来たのに、コレも出来たのに…』とおのれの能力不足を呪っても手遅れだぞ。

 いかんな、今回もまたまた話を本筋に戻す分量を超えてしまった。

 個人にも組織にも、現実は想定外の変遷を繰り広げながら臨機応変の処置を要求してくる。つまり『満ち足りた現状を楽しみながら、想定内の変動にちょちょいと対応しつつ、ずっと幸せな時間が続いていく』などという将来構想は成立しない。放っておいても適当な頃には『まさか、こんなことに』的な不遇が降りかかってくるものだ。
 満ち足りての失敗モードは、油断だったり出来心だったりが少なくないように思う。もったいない後悔をしないためにも、苦境の心理的メリットをよく理解して安泰時と対比させるコンセプトで、自律の緊張感を自然に保つ組織風土を維持することが大事なんでしょうな。

 そもそもが山あり谷ありならば、腐ったり舞い上がったりせず、山は越え谷は渡れば良い。
 この時代の自分をいつか振り返って懐かしむ頃、若かったアナタはそれなりに悪くない立場に辿り着き、自分や組織の慢心相手に四苦八苦しているはずなのだ。
 そう、今日これしきの日本社会に失望しているヒマなんかないのですぞ。
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