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【544】浮き足エンジニア向け下積み研修の御案内 [ビジネス]

 残念にも毎度のことだが、議会制民主主義もナニもあったものではない。
 特に今回は、街頭の支持率調査の数字がどうとかいう以前に、もう現政権への不信感があちこち強まり過ぎて取り繕えないレベルにまで悪化した事実を認め、自分らの権限喪失を確信したのだろう。
 反則という表現さえ憚られるどんな汚い手を使ってでも、自分たちに権限が宿ると言い訳が立つうちに、利権組の強制が一方的に効くような法案を押し通そうとした。
 またしてものこのドタバタ劇を受けて、途端に『法案成立』と軒並タレ流す日本社会は正直だらしないと思う。我が国では参議院で普通に審議するものと決まっている検討プロセスを、必要性もなく中間報告とやらで揉み消すのは違法行為とする解釈もあり得るはずだから、そこを強烈に報じて社会に問題提起するのが道理ではないのか。

 あれこれケチつけたような形だけ見せておいて、結局は『気に食わない国民や都合の悪い発言をする国民を一方的にテロリスト呼ばわりして拘束をかけられる強権制度』を認めているワケで、だから私なんぞはどうでもいい、いちばん大事な若者たち子供たちに愛想を尽かされるのだ。
 若年層は社会参画・経済参画の意欲を失い、日本中であらゆるビジネスが衰退していく。

 今日ここでテロ等準備罪が成立したとすると、どういうことになるのか考えてみよう。
 『いずれ施行日が来たら、お前らいくらでもガサ入れして起訴できるんだからな。今日この瞬間から従順になっとかないと、どうなるか判ってんだろうな』と、ダメオヤジ利権帝国が流行りの『忖度』を要求できるようになったのだ。お解りだろうか。
 そう、ペット医者養成ガッコの悶着をこれから煙に巻くんだから、どいつもこいつも『死ぬ程どうでもいいカラッポの調査結果』にツッコミなんか入れるなよってことだろう。
 例のヤンキー先生とか抜かす三流お笑い芸人のなり損ないでも手本にして、ここはメソメソ泣き入れてシッポ巻いて収めとけってことさ。

 若い人たち、馬鹿でフヌケの大人どもがどの程度信用に値するかよく睨んどけよ。
 あんな奴等みたいになりたいか?あんな顔になって、あんな人生で終わりたいか?

 前回に続いて今回もかなり厳しい内容になってしまい、このままでは振り返って後悔を呼ぶような余計なコトを書いてしまいそうなので、エイヤと話題を大転換しよう。やっぱり文句なんですけど。

 いや、技術の世界も何だか自分が作り込む未来社会の具体的イメージを見失っており、目標めがけて本気のモノ造りを楽しむ志がぐらついてきているように感じるのだ。本当にモノになるのかどうかが二の次になってしまい、いっときの流行テーマに次々踊るだけが目的の『浮世エンタメ技術』がジャンルとして成り立って来ていると思う。
 もちろん開拓を躊躇していて先陣に市場を独占されてしまっては面白くないのだが、だからって工数とコストをかけて競争に参入する以上、具体的にその技術が活躍する社会を思い描いて実現を進めないと、その技術開発は本来的な意味を持たない。開発費だけ食って、役立たずのなりゆき成果をでっち上げるだけの放蕩暇潰し事業である。

 見ていて危なっかしいと思うのは、ひとつに自動運転。
 ここでも高速道路限定の自動運転シーンを提案したことがあるが【192】【316】、例えば渋谷のスクランブル交差点みたいな激しい交通混交条件でのセンシングと制御に目を吊り上げるより、自動運転車ありきの隔離走行レーンをどこまで広範囲に設定できるかの検討、つまり道路側の構造変更をもっとマジメに考えないと、結局は話題性優先の実験レベルに終わりそうな気がしてならない。
 そりゃ海外の広大な採掘場で小山のような砕石ダンプカーを運行したり、いつも狙われっぱなしで陣地境界線を見回る偵察車を走らせたりといった用途なら自律式自動運転車の威力は絶大だろうが、今そこらの街ナカを見回して御覧なよ、ここを手放しで走る意味がどのくらいあるというのだ?

 そしてもうひとつ直視にきっついのが『空飛ぶ車』である。何故そんなに飛びたい?
 まず何よりも、飛ぶ以上は落ちる。空気は目に見えないため雨雪でもない限り気になりにくいが、秒速28メートルあれば時速100キロの突風である。都会でビル風を喰らってアレが平和に飛んでいられるとは思えないし、平和でなくなった場合の着地点は、間違いなく落ちると困る所だと思って良かろう。
 都市排熱による上昇気流は、それそのものもバカにならない危険を孕んだ事故因子だろうし、そこから積乱雲が育ってゲリラ豪雨発生ともなると、ドカ雨・突風・落雷がセットで急襲してくるから、緊急着陸で避難するにも降りた後に結構な工夫が要る。第一、いつどこで激甚気象に見舞われても逃げ遂せるだけの航続距離の保証がタイヘンだろうに。
 離着陸で滑走しちゃったら本末転倒だろうし、だからって垂直離着陸してしまうと、ただの空中浮遊に使うエネルギーだけで凄いのである【306】
 衝突安全構造や遮音その他の快適設備で現代の自動車の重量は高度経済成長期の2倍近くになっている。だいたい車と飛行機って、好適形状からして全然違うじゃないか。

 まあ空飛ぶ車の方はまだまだイロモノ扱いだし、多少は気を安楽に見ていられるが、実は上記の心配事は配送用の物流ドローンなんかにも同じ議論としてつきまとう訳で、やはり生活空間の空中モビリティはもう少し冷静に考えた方が良いように思う。
 技術の心が思い描く奇想天外な夢や壮大な目標を削ぐつもりはないけれど、どうもイマイチ都合のいい想像力でしか論じられてないような気がして、悪いが個人的にあんまり好きになれない。

 最近ちょっと『技術』の現実が軽々しく語られているような気がして、ちょいと流行に文句をタレてみました。もちろん私なんか一瞬でグウの音も出なくなるような切り返しで、目からウロコの凄い新構想にチャレンジするがよろしい。
 さあ若い技術者たち、やってみたまえ!
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