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【529】漫然バケーションの時空ツアー日程 [ビジネス]

 前回の連結器の話を組織サイズでマクロ視すると、日本社会という巨大生物の自我が『よし、変わろう』と決心して節目付け、他の活動を1日休んで生産性の高い自分にグレードアップしたことになる。
 これよりも日本史上における重量感が段違いに増すけれど、明治維新なんかだと、自分自身の人生観が変わるか変わらないか・生き方を変えるか変えないか迷って葛藤し、ひと悶着もふた悶着もあって最終的に変わった・変えた感じだ。
 日本国組織のどんな自我が何を考え、どう歴史年表を通り抜けて来たのか推察してみると面白い。御社のマネジメント研修にいかがでしょうか。

 高度経済成長期があながち手放しの1億総天国というワケでもなかった話はしたが【515】、それでも今日より明日、何か便利になり、新しいモノが増え、いま以上の満足感で暮らしていけそうな気もする世の中であった。楽しいかどうかは別として、充実した未来の生活を計画するのが人生の必須課題であった。
 さあて、明日は何をしようか?5年後10年後にはどうなっていそうで、どうしていたいのか?
 いちいち気合を入れなくても、人々の頭の中にそのコトが自然発生していたのだ。

 これがバブル崩壊を機に、日本社会の全域から消失したように思う。
 自分や社会の将来像は訊かれてようやくヒネり出すモノとなり、『ただ今の時間を今あるままにやり過ごすだけで精一杯』の感ですっかり置き換わってしまったのである。
 日本国組織が将来展望としての未来自画像を見失い、『無意識』の時代の歴史を刻み始めたのだ【522】
 これ以降、携帯電話やパソコンに代表される情報通信機器などがそれなりの相応に進化はしたが、社会にデビューしてくる新価値にはやたら空虚感が付き纏い【20】【137】【138】【327】、『今の日本ってこんな国です、こんなことをやってます』という自己イメージが何とも怪しくなってしまった。
 まさにこの頃から、清算完了の決着をハナっから放棄した、だらしない無責任だけの国家債務が青天井で積み上がっていく。

 もういっちょ前回冒頭のダメノミクスの話も後付けで盛り足す形でいくと、それをやって良いコトありそうな勝算がガチでみんなの心に芽生えていたなら、もっともっと経済のあちこちから物価・賃金引上げを推進する協力的な姿勢が自発してきていたはずだ。『社会の自我がその気を起こしている』というのはそういうことである。
 裏返すと、もうダメノミクスなんか皆の幸福を願う誠実な経済改善案でないことを社会が確信しており、こんなものどうなっても、いやどう潰れようとも構わないと見限ったことになる。
 正々堂々道理に則った真剣勝負で国家経済を好転させようとせず、自分都合の悪いコトばかり企んで仕組んだのだから当然の帰結としか言いようがない。現政権の支持率がいくつだとか時々メディアでやっているが、そんな数字と国民の良心的・平和的同調は一切関係ない。
 裏切られた無念を認めた組織の自我は、底抜けに冷徹なものだ。

 知らぬが仏とは、まさにこのことだろうか。
 右傾ガッコ設立に絡むおのれの汚職の疑惑も薄ら誤魔化したまま、人目に付く場でわざと『忖度』という言葉を自分に当てつけて、『ボクちゃん効いてないもん、平気だもん、気にしてないもん♪』と幼い反抗心で意地を張って見せてしまったのには呆れた。まあひと頃は、やれリーダーだ、やれ責任者だと勇ましかったからねえ。
 その場では流れで笑ってくれた聴衆もいたようで、少しは気が済んだかも知れないが、失ったものは本人青ざめるほど大きいと思う。昔なら『立場上、思っても言わない方が良いコト』の感覚と自制心は身に付いてた年頃なんだが…

 日本社会の自我が具体的な将来展望を描けず無意識の生活を送っていたからには、日本国民の過半数が同じ状態に陥っているはずである。そこで質問。
 あなたは5年後10年後、どんな社会環境で、どうなっていたいだろうか?
 その社会環境は他人任せではなく狙って作り込んで行かないと実現しないし、自分自身の将来像となると尚更のことである。
 その社会は、周囲みんなが十分満たされて思い思いの生活を送っていて、あなた自身はそこで幸せに暮らしているだろうか?…なんか初回がフラッシュバックするなあ。
 で、現状からその未来絵図に到るまでの道程はどう刻まれていて、直近1行程を実現するために、今あなたは何をしているのだろうか?明日あなたは何をするのだろうか?

 それを自分で決めないから、『アホの巣窟』や『ドン』とやらの食い物にされてしまった。
 あれに任せていた事実は、身に沁みて後悔すべきだ。

 それじゃみんな面白くないでしょってことで良心的なお節介にひと肌脱いで、あなた方に先回りして万人向けのフェアな社会環境の構築から始めたのが、橋下政治勢力であり小池旋風なのだと思う。
 よって本来は旧態依然組を相手に、どっちが押した押された、あれで失点したぶんこれでやり返す、どこそこのナンタラ集団と遠い近い、だからくっつく離れるといった類の勢力合戦とは質の違う、『無意識離脱』なる社会フェーズの進展現象と理解するのが正しい。
 ただ議会制民主主義においては多数決で物事を進める原則があるため、『無意識離脱』推進派は法治国家の意思決定プロセスでその関門を勝ち抜く必要があり、つまるところベタで低俗な?ボーディング規模の獲得戦略が、決定的要件となって絡んで来ざるを得ない。

 この社会変遷現象と議席数確保戦略をきちんと分けて話ができているかどうかが、まずはマトモそうな議論か否かのひとつの目安だと思っている。

 以上、5年後10年後のことを真面目に夢見るゴールデンウィーク、いかがでしょうか。
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